日本は地震の発生しやすい国であり、2011年に未曽有の被害をもたらした東日本大震災や2016年の熊本地震のような、大きな被害につながるような地震も、いつどこで起きるか分かりません。
各家庭で防災グッズや備蓄など最低限の準備をしておくことはもちろんですが、子どもの視点に立った備えも大切です。
子どもは発達段階ごとに特徴があり、必要とする支援も異なります。このページでは、子ども特有のニーズにあわせた備えや避難生活について紹介します。
皆さんは、地震の備えと聞いたときにどんなことを思い浮かべますか。
地震の備えと言っても、家の中での備えや、外出時の備え、避難先や連絡手段の確認など、さまざまです。
その中でも、まずやっておきたい基本的な5つの備えがあります。
地震が起きて倒れた家具の下敷きになったり、食器や窓ガラスなどが割れたりすると大きなけがをします。まず、家具に転倒防止器具を取り付けてください。
家具転倒や落下防止グッズなど、最近ではバラエティーショップやホームセンターなどでも簡単に手に入るので、そうしたグッズを使って対策しておきましょう。
また、家具の配置を見直すことも大切です。家の中で避難経路になるようなところに家具が配置されていないか確認してください。特に、家具がドアの前に倒れるとドアが開けられなくなり部屋に閉じ込められてしまう危険があるため、家具が倒れても出入り口をふさがないような配置にしましょう。
それから、寝ているときに地震が起きることもあるので、寝室には倒れそうな家具や物を置かないようにするか、倒れてこない配置を考えましょう。寝る場所の近くに靴などを置いておくと、地震が起きて家の中でガラスなどが散乱してしまった場合でも、足を傷つけずに避難することへつながります。
地震などの自然災害により、食料や水の確保が難しくなることもあるので各家庭で備蓄をしておくことが大切です。
非常食は、家族の人数分を3日~1週間分準備しましょう。ある程度長期保存ができる非常食で、普段から食べなれているものを選ぶのがいいでしょう。
注意したいのは、いざというときに、非常食の賞味期限が切れてしまうことです。そのため、日常生活のなかで非常食を食べる機会をつくり、食べたらまた買い足すようにしましょう。
近年ではこうした備蓄品や非常食がセットになって販売されていることもあるので、何を買えばいいか分からないという方は、そのようなセットを買ってみるのもひとつの手段です。
また、災害時に水道が止まってしまうことがよくあります。水道が止まると飲み水だけでなく、トイレを流したり食器を洗ったりするときなどの生活用水も使えなくなってしまいます。
そのため、水道が止まったとき、飲み水や生活に必要な水を確保する方法を日頃から考えておくことが大切です。たとえば、雨水をバケツなどに溜めておくなど、簡単にできる方法もあります。
災害時には、火事やけがにも十分に注意する必要があります。
日頃から、ストーブやガスコンロの付近には燃えやすいものを置かないようにしましょう。
万が一のときに備えて、消火器の位置を確認したり、使い方を練習したりしておくことも大切です。また、窓ガラスや鏡などが割れて散乱するとけがにつながりやすいので、飛散防止フィルムなどを使って対策したり、軍手や靴などをすぐ出せる場所に置いておきましょう。
避難先では、必要なものがなんでも揃っているわけではありません。そのため、生活するために最低限必要なものをあらかじめ準備しておくことが大切です。
避難するときに、必要なものを準備するのは持ち出し忘れにつながるだけではなく、避難の遅れにつながり危険です。生活するために最低限必要だと思われるものを事前に防災リュック(非常用持ち出し袋)に詰めておけば、すぐに避難できます。
防災リュックの中に入れておくと役立つものは、食料(飲料水、缶詰、おかしなど)、衣服、日常使う歯ブラシや(水がでない場合に備え)歯みがきシート、タオルなどを入れておきましょう。それから、感染症対策のためにマスクや除菌スプレーも忘れずに。
また、携帯ラジオやライト、それを使うための電池やモバイルバッテリー、新聞、ポリ袋、軍手、救急キット、そして、必要に応じて生理用品やおりものシート、薬も用意しておくと安心です。
皆さんが住んでいる地域には、行政が指定する避難場所があります。あらかじめどこに避難するか確認しておきましょう。お住まいの地域のハザードマップで避難経路や避難場所を事前に確認しておくことも大切です。
また、外出先で地震が起きるかもしれません。そうしたときにもどこへ避難すればいいかいつも考えるように意識しましょう。
2021年5月に、災害発生時の避難情報の変更がありました。避難するタイミングを判断するうえでとても重要なので、必ず確認しておきましょう。(避難情報に関するガイドラインの改定(令和3年5月): 防災情報のページ - 内閣府 (bousai.go.jp))
ここまで、地震など災害への一般的な備えについて紹介してきましたが、災害への備えを考えるにあたり、子ども※の視点が忘れられがちです。ここからは、子どものいる家庭や、子どもと関わることが多い方に向けた、地震への備えについて紹介します。
※子ども=18歳未満
災害時、子どもは特に脆弱です。子どもは年齢によって直面する困難や危険も異なりますし、災害時の混乱などの中で、身体的虐待、性的虐待、ネグレクトなどの被害に遭う危険性も高まります。
災害時など普段と異なる状況の中で、すべての年齢の子どもが示す一般的反応として、再度同じようなことが起きるのではないかという不安を示すことがあります。
大人も同じように不安を示しますが、子どもの方が生きている年数や経験が少ないため、1回の体験への印象がより際立ち、再び、自分の大切な人や自分自身が傷ついたり、離ればなれになったりしてしまうのではないかという不安が非常に強くなります。
破壊された自分の地域を見て反応を示したり、家族やきょうだいと離れることに、強く反応を示したりする子どももいます。睡眠の問題も多くみられます。寝つきが悪くなったり、悪夢をみたりすることや、なかなか朝、起きないということが生じます。
食欲不振、あるいは過食といった問題が見られることもあります。また、些細なことで泣いたり、なかなか泣き止まなかったりするようなこともあります。
いつも以上に子どもの様子をしっかり見守り、子どもが安心できるよう手助けしたり、子どもの話しに耳を傾けたりするようにしてください。
避難生活において、子どもは大人より順応しやすいと言われていますが、子どもたちの健全な発達に欠かせない遊びや活動が制限されることは、子どもにとって苦痛です。
また、プライバシーや友だちとのつながりを大切にする思春期の子どもたちにとって、避難生活でそれらが確保されないことはストレスです。そのため、避難所生活の中で、子どもが子どもらしくいられる空間をつくることは、子どものこころのケアにおいてとても重要です。
たとえば、避難所に子どもが自由に遊べる場を設置したり、学童期(5歳~12歳)や思春期の子どもたちが勉強したり、集まれる場をつくって友だちとつながれる環境を整えることが大切です。
子どもの視点を意識した避難所運営の準備をしておくことは、災害時の子どものストレスを緩和し、子どもの健全な発達を支えるだけではなく、子どもの親や養育者のこころの安定にもつながります。
災害などの緊急時、子どもも私たち大人と同じように心理的・社会的なさまざまな問題に直面します。
地震などの災害時に、「こころのケア」と聞くことがあるかもしれません。正確には、「精神保健・心理社会的支援(Mental Health and Psychosocial Support: MHPSS)」と言い、災害の影響を受けた人々の精神的な健康を守り、精神疾患の予防や治療を目的とした活動を指します。
セーブ・ザ・チルドレンは、世界の紛争や災害の支援現場で、精神保健・心理社会的支援を実施しています。私たちが実施するこの活動は、衣・食・住など生きていくうえで必要な支援や安全の確保、それから子どもの遊びや学びを通して子どものこころの健康を支えています。
災害などの影響を受けても、多くの子どもは、生きていくうえで必要な基本的ニーズが満たされ、安心・安全を感じられることで、専門的な支援を必要とせず、再び、こころの落ち着きを取り戻していけると言われています。
しかし、子どもの中には、長期にわたって強いストレスを抱えていたり、日常生活に支障をきたしたりするなど、さらなる支援を必要とする子どももいます。その際には、精神保健医療の専門機関や専門家につなげる必要があります。
すぐに専門家につなげるのが難しい場合は、保健師、養護教諭、教員など、地域の中で、さらなるサポートが受けられるようつなぐことが大切です。
災害への備えでは、子どもの視点も取り入れる必要があります。その際、子どものものを親や大人だけで準備したり、一方的に教えたりするだけではなく、子どもと一緒に準備して、一緒に考えることが大切です。そうすることで、より、災害時の子どもと親や養育者の安心・安全につながります。
子どもと一緒に避難する際、みなさんが決めている避難経路は子どもにとって安全ですか。まずは、避難場所や、そこまでの道のりなどを、子どもと一緒に確認して、実際に歩いてみましょう。実際に歩いてみた後、もう一度家族と話し合って避難ルートを決めましょう。
災害は、親と子どもが一緒にいる時に起きるとは限りません。子どもがよく遊びに行く場所や、普段使っている通学路などで災害が起きたときには、どこにどうやって避難すればいいか、子どもと一緒に考えるように意識してください。
災害が起こったとき、どのようにして連絡を取り合うか、家族と決めておきましょう、また、災害時に家族が集まる場所を決めておくと、「あそこにいるな」と安心できます。
また、川の氾濫により道が浸水したり、地震の影響で道が遮断されたりしてしまい、避難場所まで行けないときは、近くの高くて頑丈な建物に避難するなど命を守る行動をとってください。
そのために、普段から自分の周りに避難できそうな建物はあるのか確認したり、緊急時にどんな行動をとったらいいかなど、子どもと一緒に考えたりイメージすることが大切です。
新しい場所に行ったときには、子どもと一緒にハザードマップで近くの避難所を確認し、実際に避難経路を歩くなど、いざというときの行動を普段の活動の中に入れておくことが、災害時に落ち着いて安全な行動をとることへつながります。
子どもの発達によって必要な支援や特有のニーズがあります。そのため、子どものための避難用リュック(非常用持ち出し袋)も、子どもの視点に立って準備をしておくことが重要です。
乳児や幼児がいる家庭では、非常用持ち出し袋におむつやおしりふき、着替え、ブランケット、おもちゃ、子ども用口腔ケア用品、ビニール袋、常備薬、母子手帳のコピーなどを入れておくことが大切です。
また、慣れない避難生活の中で母乳がでないことがあるかもしれないため、念のためミルクセットを入れておくと安心かもしれません。乳幼児用の非常用持ち出し袋はものが多くなるため、キャリーバックなどに入れておくと運びやすいと思います。
また、幼児期の子どもでおむつが必要ない子でも、災害後にストレスから急に幼い行動に戻り、またおむつが必要になることがあります。少し大きめのおむつやトレーニングパンツを入れておくと安心です。
子どもが自分で避難用リュックを持って避難できるようであれば、一緒に準備しておくといいでしょう。
飲料水や非常食、衣服、口腔ケア用品(水がでない場合に備え歯みがきシート)、マスクや除菌シート、タオル、ホイッスル、レインコート(雨具)などを入れておきましょう。
それから、遊び道具や文具、本など自分が好きなものを入れるのを忘れずに。
避難生活で子どもの落ち着きを支えるために、ぬいぐるみやお気に入りのブランケットなどを入れておくといいでしょう。
また、生理用品やサニタリーショーツ、おりものシートも入れておきましょう。特に、おりものシートは下着を変えられない時も役に立つと、過去に避難所で生活をしたことがある女性たちからアドバイスがありました。
避難用リュックは玄関など、家のどこにいても、すぐに手の届くところに置いておきましょう。浸水した場合を考えて避難用リュックを2階に置くことも必要かもしれません。子どもも一緒に、家族で話し合って決めるといいでしょう。
避難用リュックは、一回準備したらずっと置きっぱなしにするのではなく、定期的に中身を確認することが大切です。特に非常食の賞味期限、電池が入っているものなどは使用期限を確認し、いざというときに備えましょう。
避難時に子どもが遊ぶことを不謹慎に感じる人がいるかもしれません。しかし、遊びは、子どもの健全な心身の発達に欠かせません。
子どもは遊びを通して多くを学び、さまざまな感情を表出することで心身の安定も助けます。そのため、避難所に子どもが遊べる場を設置することは子どもの成長を助けるだけではなく、子どものストレス解消にもつながります。子どものストレスが軽減することは、子どもの親や養育者のストレス軽減にもつながります。
避難所などに設置する子どもの遊び場には、子どもが遊びを選べるようなコーナーをいくつか準備するといいでしょう。
避難生活など普段と異なる環境で制限が多い生活の中で、子どもが、自分で遊びを選ぶという小さな行為も、子どもの情緒の安定につながります。それぞれのコーナーにテーマを設けて、遊び道具やおもちゃを準備しましょう。
たとえば、乳幼児が遊べるソフトトイや知育玩具、絵本などが置かれたコーナーやおままごとやブロックなど想像あそびができるコーナー、工作や手芸などひとり遊びができるコーナー、トランプやボードゲームなどグループで遊べるコーナー、体を動かす遊びができるコーナーなどです。遊びのコーナーづくりは、子どもたちと一緒に準備するのが一番です!
また、子どもは遊びの中で自分を表現したり、災害で経験したことを遊びで表すことで、自分でストレスを対処したり、難しい状況を乗り越えることにもつながるため、折り紙や画用紙、ペンなど、自分を表現できるような遊び道具もおすすめです。
子どもだけで遊ぶのはもちろん、親や養育者と子どもとで、一緒に遊ぶことで、子どもの変化に気づきやすくなったり、子どもと親や養育者のストレスの緩和につながったります。
また、避難生活では、必要なものを揃えられないこともよくあります。そんなときは、身の回りにある物を活用して遊びましょう。たとえば、避難生活でも手に入りやすいものは思い浮かびますか。
新聞紙や裏紙、段ボールなどは比較的手に入りやすいと思います。そういったものを活用して、子どもと一緒に工作をしてみるのはどうですか。
熊本地震支援のとき、セーブ・ザ・チルドレンが設置運営した子どものあそび場の中で、小学生の子どもたちと赤ちゃん用のおもちゃをトイレットペーパーの芯を使って作ったことがあります。
それから、中学生と一緒に支援物資として届いたトマトを分けて入れるための器を新聞紙でたくさん作ったこともあります。子どもたちの豊かな想像力で、身の回りにあるものが意外なものに変身するかもしれません!
工作は、作る過程も、子どもにとって遊びの機会です。ここでは、新聞紙やごみ袋で簡単に楽しく作れて、避難先でも役立つ4つの工作を紹介します。
ぜひ、普段の生活でも、家で子どもと一緒に作ってみてください。新聞紙で作るスリッパは、フローリングの床の掃除にも役に立ったという声もありました。
大人目線で家の中の家具や家電の転倒、落下防止の対策をしていても、背の低い家具の転倒や低い位置に置いてあるものの落下、その他にも子どもの目線で見ると、まだまだ危ないところがある可能性もあります。
家具の配置はどうですか。子どもが使う出入り口や避難経路に家具類は置いていませんか。
引き出しが飛び出すと子どもがケガをしたり、避難の妨げになるような配置だったりすることはないですか。
子どもが寝る場所や座る場所の家具の置き方や家電の配置はどうでしょうか。転倒や落下防止の対策はできていますか。
住居内で、災害時に子どもがアクセスできる安全なスペースは確保されていますか。
ぜひ、子どもと一緒に家の中を確認してください。子どもの視点で家の中を確認することで、大人が気付かなった危険な箇所や、対策が足りないところが分かると思います。
それから、家にいる時に地震が起きたらどのような行動をとればいいのかなどを、あらかじめ子どもと話し合っておくことも大切です。
たとえば、地震の揺れを感じたり、緊急地震速報を受けたりしたらものが落ちてこない場所に身を寄せて自分の身の安全を守ることや、あらかじめ家の中に家族が集まる安全なスペースを決めておくこと、万が一、子どもが一人で家にいる時に地震が起きたら、どのように身の安全を確保するかなど、子どもと一緒に考えてみてください。そして、いざというときに行動がとれるよう、子どもと練習しましょう。
子どもは大人に比べて体も小さく、発達段階途中にあるため、特に自然災害の影響を受けやすく、さらなる危険に晒されるリスクもあります。
大規模災害時、子どもを取り巻くリスクを軽減するためには、地域の防災計画や学校・子ども関連施設での防災教育、避難所運営などについて検討する際、子どもの声を聴く場や機会を確保し、子どもの意見を取り入れていくことが大切です。
子どもは、守られるべき存在であると同時に権利の主体者でもあります。防災(災害リスク軽減)においても、大人が子どものことを全て決めるのではなく、子どもにとって「最もよいことは何か」を、子どもと考え行動していくことが必要です。
セーブ・ザ・チルドレンは、子どもにやさしい防災を推進することで、子どもたちが主体的に防災に参加し、災害リスクを軽減することを目指しています。
セーブ・ザ・チルドレンの「子どもにやさしい防災」サイトでは、過去に自然災害を経験した子どもの声をもとに、子ども向けの防災(災害リスク軽減)情報を発信しています。
子どものための非常用持ち出し袋や、災害時に役立つ工作、避難所でできる遊び、こころのケアなどを紹介、提案しています。くわしくは「子どもにやさしい防災」の特設サイトでご覧ください。
地震への備えをはじめ、防災に関するこれまでのセーブ・ザ・チルドレンの取り組みを紹介します。
自然災害などの緊急時、「支援をしたい。でも、ストレスを抱えた被災者、特に子どもにどう関わればいいか分からない」と思ったことはないでしょうか。
そんなとき、支援する側にどのような行動が求められるかを示した、「子どものための心理的応急処置(Psychological First Aid for Children:子どものためのPFA)」という方法があります。
セーブ・ザ・チルドレンではパートナー団体と連携し、全国の子どもの親や養育者、保育士、教員、自治体関係者へ「子どものためのPFA」の研修を行っています。
子どものためのPFAは、「見る・聴く・つなぐ」の行動原則を基に、ストレスを抱えた子どものこころを傷つけずに支援するための方法です。
研修では、ストレスを抱えた子どもが示す特有の反応や行動を学び、ストレスを抱えた子どもとのコミュニケーションの取り方や、「見る・聴く・つなぐ」の行動原則を用い必要な支援へつなぐことを学びます。
子どものためのPFAは、心理や精神保健の専門家でなくても使えることが大きな特徴です。災害への備えとして、多くの大人に子どものためのPFAを知ってもらいたいと思っています。くわしくはこちら➡子どものための心理的応急処置(子どものためのPFA)|セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン (savechildren.or.jp)
2016年に発生した熊本地震で大きな被害を受けた益城町の小中学校では、余震が続く中、学校が再開しました。
また、避難所から学校に通うなど、以前とは異なる通学路を利用して通学している子どもたちもいました。
セーブ・ザ・チルドレンは、地震の影響を受けた子どもたちが少しでも安心して学校生活を送れるよう、益城町の全公立小中学校へ防災ずきんとライト付きの防犯ブザーを提供しました。くわしくはこちら➡熊本地震【第七報】益城町で防災用品の配布を実施 ~全公立小中学校の、非常時への備えを強化~ (savechildren.or.jp)
『「どうせ災害なんて起きない」と思った人は逃げおくれたり、十分な避難道具を持ってこられなかったりした、もっと災害はこわいものと伝えてほしい。そして災害を最小限にする取り組みをもっとしてほしい。』(原文から一部抜粋し文意の変わらない範囲で編集しています。)
これは、2018年に西日本豪雨を経験した子どもの声です。ほかにも、災害の情報が子どもには分かりづらいといった声もありました。
子どもにやさしい防災・災害情報の発信を目指して、セーブ・ザ・チルドレンは、子どもの声やアイデアをもとに情報発信を行っています。くわしくはこちら➡子どもにやさしい防災|セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン (savechildren.or.jp)