2015年に持続可能な開発目標が採択され、その目標4 (SDG4)では、2030年までの普遍的な初等・中等教育[1] の提供が約束されました。しかし、学校に通っていない子どもの人数は一向に減少していません(UIS, 2019)。
このページでは、教育格差について取り上げます。最初に、教育格差とは何かを整理した後、教育格差の何が問題かを考えます。教育格差というとき、国内の格差もあれば、先進国と開発途上国の間の格差のような、異なる国の間の格差もあります。
今回は、あらゆる国で発生しうる「国内の教育格差」を主なテーマとして、取り上げたいと思います。このページの後半では、セーブ・ザ・チルドレンで多く取り組んでいる開発途上国での教育格差について説明します。