近年国内外において小学校入学以前の子どもの教育や発達に関する関心・重要性が高まってきています。
日本では教育の分野において、就学前教育、あるいは幼児教育という言葉が用いられ、着目されてきました[1]。
今回紹介するECDとは、Early Childhood Developmentの略で、乳幼児期の子どもの発達を指します[2]。
このページでは、教育格差について取り上げます。最初に、教育格差とは何かを整理した後、教育格差の何が問題かを考えます。教育格差というとき、国内の格差もあれば、先進国と開発途上国の間の格差のような、異なる国の間の格差もあります。
今回は、あらゆる国で発生しうる「国内の教育格差」を主なテーマとして、取り上げたいと思います。このページの後半では、セーブ・ザ・チルドレンで多く取り組んでいる開発途上国での教育格差について説明します。
皆さんは、イエメン共和国(イエメン)で起きている人道危機について聞いたことはあるでしょうか。